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◇愛情教育、この指とまれ◇その415◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.75 竹澤 伸一

 「2年生の春学期に、ケガから復帰するための手術をしました。入院したので、授業に参加できず、悔しい思いをしました。だから単位取得には、相当敏感になりました。」

 井下田くんは、辛かった時を思い出しながら語りました。でも、辛さを味わった甲斐がありました。3年生秋学期現在、十二分な単位取得数です。挫折を力に変えた、典型的な事例です。

 さらに井下田くん、トレーニングのノウハウを研究し尽くそうとしています。強化と弱点補強の両面から、トレーニングを極めようとしています。本当に、よく続くなあと思うくらい、日々のメニューを決めて取り組んでいます。

 そして、それが卒業研究にも活かされています。連載の中で「秘密」にしてきた「視点」を持って、トレーニングについて研究中です。

 竹澤ゼミの絶対的ノルマ、3年生の夏までに、名産大のシステムを活用してインターンシップに行くか、自分で開拓して出かけるか。井下田くんは、精力的にリサーチして、「なるほど、本当に君らしいインターンシップ先だねえ。」という、誰でもCMを通して知っている企業に行ってきました。そしてそこで、思いっきり「能動的なコミュニケーション」を実践してきました。

 ケガというハンデを、むしろプラスに変えてしまった井下田くん。私が井下田くんに感じる「尋常でないもの」には、理由(わけ)があります。

(つづく)