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◇愛情教育、この指とまれ◇その424◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.84 竹澤 伸一

 「丸岡稔典先生には、消防署へのインターンシップの橋渡しをしていただいて、大変感謝しています。手続き上で、少し戸惑ったのですが、問題をすべてクリアにしていただいて、ありがたいと思っています。」廣瀨英司くんは、当時を振り返りながら、しみじみと語ります。

 「それに丸岡先生には、授業の面でも、大変感謝しています。地域ビジネス関係の科目で、物の見方の多様性を教えていただきました。まちづくり関連の授業の時、1つの物の見方だけではなく、『この問題には、こういう意見もあるけれど、こういう意見もあります。1つの見方にとらわれてしまうと、物事の全体像が見えなくなります。』と、教えていただきました。消防訓練をしている時に、多様な見方ができると、突破口が見つかる時があります。自分の将来像や、今の立ち位置を考える時に、複眼的思考は、大変役立つと思います。」

 廣瀨くんの「感謝の心」には、私も共感を覚えます。それに、素晴らしい授業の本質を見抜いて、自分の生き方に取り入れようとする姿勢には、さらに共感を覚えます。

 そういえば、蒲牟田雄太郎くんの長期インターンシップをコーディネートし、長きにわたって支えてくださったのも丸岡先生です。竹澤ゼミの学生には、自分の社会認識(多様な見方)と、実践的なスキルを育ててくれる「本物の授業」に対する、「感謝の心」が育っています。

(つづく)