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◇愛情教育、この指とまれ◇その430◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.90 竹澤 伸一

 読者の皆さまから、「名産大3年生物語」に対して送られてきたメール等は、500通を超えました。時々、ご紹介してまいりましたが、とてもしきれるものではありません。すべて個別に返信しておりますが、万一、未返信のお便りがございましたら、「お叱り」とともに、ご一報ください。

 本シリーズの最終回にあたり、本連載で何度かご紹介した、「難病で逝った、ある高校生の親」様のことを書きたいと思います。実は、先日、尾張旭市内のカフェにてお会いし、今度、機会を見て、名産大をご案内しようと思っております。

 お母さまにお会いすべく、カフェを訪ねた際、ドアを開けて店内を見渡した時、すぐに「この方」だとわかりました。何回となくいただいたメールや、お手紙、お電話などから、物腰の柔らかい、お気持ちの優しい方だとは察しておりましたが、まさにそのままの佇まい(たたずまい)の方でした。

 「名産大には、すてきな学生さんが本当にたくさんいらして、〇〇(息子さんのお名前)と出会わせたかったです。」すっかり吹っ切れたかのように、微笑みながらおっしゃいました。「今度、いよいよ4年生の連載に突入します。4月早々に内々定がでた学生、未だに自分の夢にこだわって、就活を続けている学生、それぞれを追います。読み続けていただけますか?」

 「もちろんです。どちらも自分らしくて素敵ですね。」穏やかな微笑みが返ってきました。

(つづく)