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◇愛情教育、この指とまれ◇その431◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.1 竹澤 伸一

 平成30年も、あと数日となりました。「平成」という年号も、ラストイヤーとなります。昭和生まれで、平成生まれの学生と格闘している私から見ると、時代の変わり目、大きなうねりのようなものを感じます。

 今回から来年3月まで、「まもなく社会人、名産大4年生物語」を始めます。まさに「まもなく社会人」の学生たちです。

 もし、(幼・保)・小・中・高・大と、迂回することなく過ごしてきたなら、(幼児)・児童・生徒・学生と、ある意味、守られてきた生活からの決別を迎えることになります。もはや学生ではなく、「社会人」とはそういうものです。

 私事で恐縮ですが、先日、38年ぶりに母校である大学を訪ねました。卒業式の夕刻、レンガ造りの図書館の裏手に、こっそり埋めておいたタイムカプセルを、回収に行ったのです。キャンパスの建物の配置が変わっても、図書館は不動のままで、残っていないだろうと思っていたタイムカプセルは、奇跡的に見つかりました。

 すみません、何を封入していたかは秘密です。でも、38年前の自分の爪痕と痕跡は、確かにありました。そして、「初志」は幸いにして変わっていないことも確認できました。

 次回から、「まもなく社会人の4年生」をご紹介します。彼らは、今、この時代に、名産大キャンパスに何を残そうとしているのでしょうか?

(つづく)