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◇愛情教育、この指とまれ◇その438◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.8 竹澤 伸一

 「自分からの脱皮」を図っている中曽響くんが、ビビッときた授業がありました。「地域ビジネス論」という、BTP(ビジネス・トレーニング・プログラム)の授業です。このBTPの授業も、名産大の名物の1つです。

 「地域ビジネス論」の授業では、企業活動を内外から分析します。まず「外」のほうでは、各企業が外に向かって発信している様々な資料をもとに、複数の企業を比較しながら、分析を進めていきます。次に「内」のほうでは、実際に企業の方を外部講師としてお招きし、自社の活動内容について、事細かにレクチャーしていただきます。

 この、「内外の活動分析」をすることによって、予め企業活動について分析の視点を得ていた学生は、企業の方に対して「生きた質問」をぶつけることができるという仕組みを取っています。「外」からの分析だけでは、企業活動について、浅い分析しかできません。逆に「内」からのレクチャーだけでは、企業活動について、客観的な分析ができません。

 中曽くんは、「地域ビジネス論」を通して、企業活動に関する多くのターム(専門用語)を身に着けたと言います。ここでも、「語彙力」をアップさせたわけです。そして、企業人としての、「成長していくマインド」も、同時に感じることができたと言います。

 名産大の授業は、実践力を伴う職業教育が「売り」です。中曽くんのように、知識とマインドを同時に身に着けることができます。

(つづく)