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◇愛情教育、この指とまれ◇その440◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.10 竹澤 伸一

 「名産大に来て、4年間を過ごすうちに、自分の中にあるフレンドリーさが増しましたね。」さわやかな笑顔で語るのは伊藤祥弥(イトウ ショウヤ)くん。ほぼ地元出身の、イケメン男子です。

 「高校生までは、仲の良かった友人たちとしか、積極的に話すことはなかったですね。でも名産大に来たら、グループワークやディベートなどのオンパレードで、本当に自然な形で、誰とでも会話することができるようになりました。」

 それに加えて、アルバイト体験も、自分を開示するきっかけになったそうです。自分で意識した接客の極意は、わざとらしくなく自然に。もちろん、始めからできたわけではないけれど、お客様と向き合っている時、肩の力が自然に抜けるのは、実は名産大の授業やゼミのおかげなんだそうです。

 アクティブラーニングが全学に普及しつつある名産大。一方的に、事実や考え方を学ぶのではなく、学生同士の相互作用によって、学びを深めていきます。発言することを強要はされません。思わず発言したくなる雰囲気がつくられているのです。

 実は伊藤くん、教職科目を最後まで取り切りました。一般大学にあって、これは並大抵のことではありません。ではなぜ達成できたのか。1つの見方として、伊藤くんの「フレンドリーさ」が、功を奏したと思われます。

(つづく)