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◇愛情教育、この指とまれ◇その460◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.30 竹澤 伸一

 「名産大に来て4年、人と話すことに、何の抵抗感もなくなりました。」混じりっ気なしの笑顔で、得能竜成(トクノ リュウセイ)くんは語ります。

 得能くんといえば、本連載の番外編その5に登場していただいています。本連載と番外編はコラボ企画なので、改めて本編で、得能くんを深堀りさせていただきます。

 得能くん、北陸地方からサッカーボールとともに、名産大にやってきました。4年間、絶え間なく試合で活躍し、サッカーのスキルと人間性を磨いてきました。そして、番外編でご紹介した通り、消防職員として、地元に凱旋いたします。

 読者の皆さま、ご存知でしょうか?消防職員(消防士)に採用されるのは、大変苦難な道です。「超」狭き門と言って過言ではありません。地方公務員の消防職員部門の採用試験をクリアしなければなりません。

 私は、得能くんの「合格ロード」を、間近で見ていました。もちろん、公務員試験の筆記対策、面接対策、そして体力試験対策を、コツコツと積み重ねていきました。

 私から見て「すごいな」と思ったことがあります。得能くん、苦しい試験対策を笑顔で乗り切ったのです。笑顔を忘れないで立ち向かったからこそ、実に多くの人々から応援もいただけたのだと思います。

 笑顔で話し、笑顔で聴くことができる得能くん。改めて追いかけてみたいと思います。

(つづく)