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◇愛情教育、この指とまれ◇その462◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.32 竹澤 伸一

 「名産大の授業は、とにかく実際的・実践的なので、日常生活の向上や、就活にも役立ちましたね。」得能竜成くんは、1つ1つ振り返りながら語ります。

 「その中でも、超実際的だったのが、平井先生が担当されるフィットネスの授業でした。」得能くんは、実技の合い間に配布されたプリントを見ながら、私に説明してくれました。

 「専門スポーツ実習(フィットネス」)の授業は、春・秋に1講座ずつ設定されています。春学期の方は、トレーニング器具の説明からスタートし、持久力系・筋力系・柔軟系・調整系のトレーニングを体験していきます。大事なのは、自分自身の体力に合わせたトレーニングメニューを自ら考案し、実施前後のデータをしっかり取って、納得することです。

 秋学期の方は、女性・高齢者・子ども・障害者等に適合すると思われるトレーニングメニューを考案し、体験してみて向上ぶりを実測することです。

 両講座とも、成果をレポートにまとめるので、確かな振り返りができます。得能くんにとって、サッカー選手としての競技力向上に役立つとともに、消防士に必要な体力向上にも役立ったはずです。

 得能くんは、まもなく消防の現場に出ます。職務内容を一言で表すと、人命救助に尽きます。災害に遭っている人々を救う際、得能くん自身の体力もカギですが、被災者の体力を思料することも大事です。フィットネスの授業、消防の現場でもきっと活きます。

(つづく)