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◇愛情教育、この指とまれ◇その466◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.36 竹澤 伸一

 「名産大にある、あらゆるBTP(ビジネス・トレーニング・プログラム)の授業が、自分自身の『ビジネス修行』の血肉になりました。」坂口和馬くんは、語気を強めて言います。「担当の先生、あるいは外部講師の企業の方々から提供された、企業情報を中心とした資料を分析し、関連資料を収集して再分析し、個人で、グループで発表します。毎回、インプットとアウトプットが繰り返されるので、さながらオフィスでシミュレーションをおこなっている気になります。まさにビジネストレーニングそのものを、キャンパス内で体験できるのです。職業教育=実践教育が集約されているのが、このBTPですね。」

名産大では、坂口くんが惚れぬいたBTPが、全学生の選択必修科目になっています。経営戦略をシミュレーションできる、教室内でのプログラムが5つ、キャンパスと企業を取り結ぶ3か月インターンシップが大きく4つ存在します。学生は自分のニーズに合わせて、最少でも6単位、最多では18単位、このBTPで取得することができるのです。

番外編でも触れた通り、坂口くんは競技スポーツ関連で身を立てるつもりで、名産大の門をたたきました。けれども、方向転換をしました。その転換時に、自身の行く末に大きな示唆を得たのが、間違いなくこのBTPだと思われます。企業人に自分の考えを伝えること、第一線の企業人から考えやスキルを提供してもらえること。坂口くんの資質は、BTPで大きく開花したのです。

(つづく)