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◇愛情教育、この指とまれ◇その478◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.48 竹澤 伸一
「正直、なぜこのゼミに入ってしまったのだろうと、後悔したことはありました。卒業研究の大半を3年生の時に仕上げて、4年生時には就活一本で行くぞ、と言われた時には、本当にそんなことできるのかなと思いました。でも、卒研も就活も終わってみると、できてしまった自分が、なんか誇らしいです。」
こう語るのは、稲田尚暉(イナダ ナオキ)くん。名産大竹澤(私)ゼミの、最初の卒業生の1人です。すでに「番外編」その1にも登場しています。
実は私は、稲田くんとメールを通して出会いました。前職を辞して名産大に奉職することが決まった際、次年度の3年生専門ゼミを担当することも決まり、私が送ったプロフィールを見て、希望した学生の1人が稲田くんだったのです。私のプロフィールは至ってシンプルでした。「思いはあっても、文章にするのが苦手な人、この指とまれ。」
一昨年の4月、稲田くんと初めて会いました。「なんて目のきれいな若者なんだ。」と率直に思いました。その瞬間から今日まで、他の3人のゼミ生とともに、5人10脚で歩んできました。
いきなり始めた、卒業研究のための共同リサーチ。就活のためのステップ等々、この2年間はあっという間でした。この間、稲田くんの成長は、目を見張るものがあり、それは同時に、私自身の無上の楽しみともなっていきました。
しばらく稲田くんを追います。
(つづく)