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竹澤教授が西尾市立一色中学校の社会科授業に参加しました(後編)

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。そんなMEISANの教員は、様々な形で地域貢献をしています。その一環として、この度、教職課程とキャリア支援を担当する竹澤伸一教授が、愛知県西尾市立一色中学校の社会科授業に、ゲストティーチャーとして参加いたしました。その様子を、竹澤教授にリポートしていただきます(後編)。

2月のまとめの授業に、ゲストティーチャーとして参加しました。

3年生たちは、まもなく高校受験を迎える2月という時期にも関わらず、「10年後の一色」について、継続して考えを巡らせていました。そして、いよいよまとめの授業。「町づくりへの参加に向けた提案」です。伊澤先生は、最後の資料として、地域で長年発行されている新聞を用意しました。そこには「西尾市の平成31年度一般会計予算の内訳」の詳報が載っています。言わば「西尾市の税金の使い道」です。伊澤先生が常々考えている、「考えるための根拠となる確かな資料」の提示です。

 

生徒の皆さんは、まず自分1人で、次に「しおさいトーク」というネーミングでシステム化された4人組で、最後は自由に移動してのフリートークで、「10年後の一色に必要だと思うこと」の上位3つのランキングを考え、修正して発表しました。中学生には難しいかなと思われる予算の資料を見事に使いこなし、「根拠のある意見」を堂々と発表する姿に、心から感動しました。「産業」「観光」「防災」「交通」・・、他人事ではなく自分事としての意見が、次々と飛び出します。
それにしても伊澤先生のアクティブラーニングの仕掛けは、「見事!」というしかありません。私は、この授業中に2回、コメントする機会をいただきました。「一色中学校の皆さんは、伊澤先生とともに学んで、学び方も、考え方も、表現の仕方も全部身についています。将来、市民として、大いに活躍してください。」
「愛情教育、この指とまれ」の連載が、まもなく500回を迎えます。それ以降の連載で、再び「伊澤先生の授業」を取り上げ、名産大のアクティブラーニングについて考えていきたいと思います。

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