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◇愛情教育、この指とまれ◇その489◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.59 竹澤 伸一 

「先生、インターンシップに行かせてもらいましたけど、自分には合わないことがわかりました。」中村健吾くんは、少々落胆気味に帰ってきました。すかさず私は言いました。「良かったんじゃない?合わないということが分かって。インターンシップには2つの意味があるからさ。」

 

読者の皆さま、「インターンシップの2つの意味」って、おわかりになりますか?自分に「合う」と確信を深める意味。そして自分には「合わない」と、あえて強い言葉で言えば切り捨てていく意味です。インターンシップは、まさに「選択と集中」なのです。

 

中村くんの就活は、まさに「選択と集中」でした。まず業界を絞ることができ、さらに細分化することができました。説明会・エントリー・履歴書提出・面接・・、を繰り返しました。その過程で、「自分に合う・合わない」の微調整をしていきました。そして、とうとう、その志に共鳴できる経営者と出会うことができたのです。

 

中村くんの就職先は、「番外編その3」(11月29日付、『就職支援』から入れます)から確認できます。とっても夢のある、地域密着の成長産業です。

 

その記事にある中村くんの写真を、ぜひご覧になってください。本連載の「428」でご紹介した、入試広報室のIさんが撮ってくださいました。私は、中村くんの表情から、「やり切った者」の笑顔を感じ取りました。

 

(つづく)