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◇愛情教育、この指とまれ◇その506◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.6 竹澤 伸一

 「アクティブラーニングはやっぱり学生が主役」の連載が始まって5回が過ぎましたが、1つ前の連載に戻ります。「名産大4年生物語」です。

4年生の、特に「就活」の動向を中心に、ご本人への取材を踏まえて切々と記してきました。「この指とまれ」番外編ともコラボしながら、ある種、立体的に綴ってまいりました。その4年生たちが、本日、3月16日(土)、晴れて学位授与式(卒業式)を迎えます。本連載を楽しみにしていただいている読者の方々とのメール等でのやりとりの中で、次のような「はなむけの言葉」を見つけました。

「(前略)名産大でまもなく卒業式を迎える皆さま、心からお祝い申し上げます。私は一介の尾張旭市民ですが、この5年、名産大の夏と秋のお祭り(注、菊武夏祭りと合同大学祭)を、欠かさず見に行ってます。いつもアットホームな感じがして、帰り道は足取りが軽くなっています。(中略)名産大に行って、いつも感心することは、構内がたいへんきれいだということです。以前、親類の者が通っていた大学に行った際には、構内がゴミだらけで辟易(へきえき)しました。(中略)たぶんこれは偶然のことではなく、いつもの光景だろうと思うのですが、去年の秋祭りの時、何人かの学生さんが、構内のゴミ拾いをしていました。わざとらしくなく、本当に自然の動作でした。あと、本当に多くの学生さんが、気さくにあいさつをしてくださいました。(中略)この連載をよく見ていますが、名産大の学生さんは、先生たちといっぱい関わって、良いものをたくさん吸収しているのだと思います。勉強して賢くなることも大事ですが、人間の基本ができてこそです。どうか社会に出ても頑張ってください。」

 「一市民」さま、ありがとうございました。

(つづく)