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◇愛情教育、この指とまれ◇その549◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.49 竹澤 伸一

予想外のことが起こりました。竹澤ゼミの研究誌である『最新現代ビジネス研究』所収の学生共著論文に対して、読者の皆さまから16件の資料請求があったのです。

これには本当に驚かされました。そして、ありがたいことだと思いました。申し訳ないことに、保存用の残部しかないので、学生共著論文だけをPDFファイルにして、メール添付にてお送りいたしました。「トレーニングを経済的付加価値とするキャリア思考」「いじめは絶対的経済的損失という思考」という2本の論文は、もはや学生たちの手を離れて1人歩きを始めました。

すでに「トレーニング班」の学生の中にも、「いじめ班」の学生の中にも、企業から内々定をいただいている学生が複数います。「トレーニング班」の学生の中には、ご縁のできた企業の担当の方にお願いして、自分たちの得た結論の是非を、何人かの社員の方々に調査してもらっている者さえいます。「卒研は就活、就活は卒研」という究極の「アクティブラーニング」が、大学だけではなく、外の世界に向けて広がり始めています。こうなると大学の一研究室レベルを超えたできごとです。そして主役は、もちろん学生たちです。

この原稿を書き始める1時間前にいただいた、「リラックマ」さんからのメールです。「(前略)私は大学3年生ですが、可能なら引きこもりの弟を連れて、竹澤ゼミに
参加したいと思っています。弟は高校の先生とのトラブルが原因で学校へ行けなくなりました。竹澤先生とゼミの学生さんとの関係性を、私も弟も見てみたいと思っています。(後略)」どこまでできるか、どのような方法が可能か、色々なところに相談してみたいと思います。

(つづく)