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◇愛情教育、この指とまれ◇その561◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.11 竹澤 伸一

高井亮介(タカイ リョウスケ)くん。中国地方のある県から、はるばる名産大にやってきました。「思いっきり、のびのびと野球をやりたくてきました。名産大は、グラウンドも寮も、とても環境に恵まれているので、ワクワクしながらプレーをしています。」

高井くんの夢は、ずばりプロ野球選手になることです。では、プロ野球選手とは、厳密に何を指すのでしょう?

NPB(日本プロ野球機構)という組織があります。いわゆる日本にあるプロ野球チームを統括している組織です。読者の皆さまもご存知の通り、セ・パ合わせて12球団で組織されています。

プロ野球選手とは、このNPBに支配下登録されている選手を指します。12球団合わせて800人余の数になります。つまり、一番狭くプロ野球選手をとらえると、たった800人余しかいないのです。もちろん、独立リーグ等の選手も、プロ野球選手には違いありませんが、頂点のプロ野球選手は、思ったより少ない印象があります。

毎年秋に、いわゆるドラフト会議があり、指名されるか否か、悲喜こもごものドラマが繰り広げられています。そこで指名されるような高校生や大学生、社会人が、いかにすごい人たちなのかが、改めてわかると思います。

そういう険しい道であることも、十分承知した上で、高井くんはプロ野球選手を目指していくのだろうと思います。名産大は、文字通り「応援する大学」です。困難な道であろうと、ご本人が意志を持ち続ける限り応援します。どこまで自分を伸ばし、高めることができるか、勝負の日々ですね。

(つづく)