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◇愛情教育、この指とまれ◇その577◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.27 竹澤 伸一

閑話休題。2回続けて、読者の皆さまからのメールをご紹介いたします。いずれも深夜から早朝にいただいたものです。読ませていただいて、眠気が吹き飛ぶ思いがいたしました。

「時をかけない少女」様からのメール。「(前略)私は小学生の頃から、長いこと器械体操をやっています。床や跳馬は得意ですが、平行棒が苦手です。(中略)連載の中で三宅さんがおっしゃっていた、『練習でできないことは試合でもできない。』という言葉が、自分の中に改めて深く刺さりました。(中略)ごく最近のできごと。平行棒の練習を何度も何度も繰り返していました。しかし、同じところに来ると、頭の中にもやがわいてきて、演技がストップしてしまいます。ここ数か月は、これの繰り返し。昨年の試合で失敗したのがトラウマになって、身体が動かなくなってしまうのです。(中略)うつむいて1人悩んでいた時、コーチがこう言いました。「大丈夫、できたんだから、できるよ!」その瞬間、ふっと身体が軽くなり、気がつくと、演技ができていました。(中略)今の私は、『練習でできたんだから試合でもできる』に切り替わっています。」

続いて「葦(あし)」様からのメール。「(前略)鈴木さんがおっしゃっていた『45分ハーフの集中』って、本当にそうだなあと思いました。サッカーの45分と授業の45分の集中って、集中の質は同じだなあって思いました。45分の間に、ボーっとする時間があるのは、本当に気持ちがプレーや学びに入っていないからだと気づかされました。そういう気づきを、ふだんから体験している鈴木さんは、コーチや教員としての観察力も一流になっていくような気がします。(後略)」

お二人のメールから、私も学ばせていただきました。

(つづく)