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◇愛情教育、この指とまれ◇その584◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.34 竹澤 伸一

読者の皆さまは、本連載の「その550」で、本連載にメールを寄せていただいた、女子高校生のSさんを覚えていらっしゃると思います。私は、Sさんにご了解を得て、Sさんからのメールを、複数の授業や、教員・市民の研究会等に活用してまいりました。『自分の授業に、本当に自信がある人(注、教師)は、ちゃんと学生と目と目を合わせて授業をしますよ。』というくだりには、高校生・大学生・市民・教員から、多くの共感が寄せられました。

そのSさんが、「名産大1年生物語」に対してもメールをくださいました。本人のご了承を得て、再び公開いたします。

「(前略)『名産大1年生物語』に登場する大学生の皆さんは、うらやましくなるくらい前向きに教師をめざしていらっしゃいます。竹澤先生は、お一人お一人の気持ちを、『初志』とか『大志』と表現して、心から称賛されている姿が目に浮かびます。連載の中にあるように、名産大1年生の皆さまは、これまでの学校生活の中で、ご自分がめざすべき教師と出会ってきたのだなと、これもうらやましく思いました。(中略)ところで竹澤先生は、Bくんの連載のところで(注、その573)、反面教師という、珍しく強めの言葉を使っていらっしゃいますね。しかも、少なからず反面教師と出会ってこられたと記されています。今までの連載の流れで言うと、反面教師の一例として講義しかできない教師となりそうですが、他に、竹澤先生が反面教師と考える実例ってある
のですか?差し支えなければ教えてください。(後略)」

Sさん、メールありがとうございます。ただ、Sさんの「問い」は、かなり重いものであり、軽々にお答えできるものでもありません。そこで、私が担当する教職の授業でも、学生も交えて議論を尽くし、いずれお答えしたいと思います。

(つづく)