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◇愛情教育、この指とまれ◇その586◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.36 竹澤 伸一

私は、丹羽光太郎くんご自身が、とても「ご縁」を大事にしている人なのだなと思っています。それは、こんなことを丹羽くんが言っているからです。

「授業中の発言にあった、『頼まれ事は試され時』という言葉に、とってもグッときましたね。私もよく、監督さんやコーチ、そして先輩方から『頼まれ事』をしますが、それがたとえ面倒なことでも、精一杯やり通そうと考えています。何故かって、頼まれることには意味があるのだろうと思うし、何よりもそれがきっかけで『ご縁』ができるからです。」いかがでしょうか、読者の皆さま。「頼まれ事はご縁の始まり」、なんともポジティブな発想ではありませんか?

さらに丹羽くん、こんなことも言っています。

「私には、思い出の先生がいます。高校2年生の時の担任の先生です。その先生の授業は、実に独特でした。要点、つまり本当に伝えたいこと、大事な点は、もったいつけないで、さっさと伝えてしまうんです。そして、そのあとは、様々なエピソードで、つないでつないでつなぎまくるんですよ。そのエピソードの中に、高校生にとってとても貴重な人生訓がたくさん詰められているんです。私は、その先生に出会ったがために、いつの間にか自分の人生の目標も定まっていました。」

読者の皆さま、これも「ご縁」の話ですよね?たぶん教師は、こうして前途有望な若者を感化していくのだろうと思います。丹羽くんが、この恩師に出会わなかったら、たぶん今の丹羽くんはいなかった可能性すらあります。

丹羽くんは、現在進行形で、名産大の学生や教職員と、日々「ご縁」を形成しているはずです。よろしければ私とも「結縁(けちえん)」の関係になっていただき、共に学んで行きたいと思います。

(つづく)