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3年ゼミ合同ES・履歴書講座を実施
愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。今回は3学年のゼミで合同ES・履歴書講座を実施した様子をレポートします。
名古屋産業大学は、「愛情教育+職業教育=実践教育」の大学です。1年生入学後すぐに、キャリア支援の様々な取り組みが始まり、学年進行で1人1人のキャリア意識が高まっていくシステムができ上っています。その中間的なゴールの1つとして、6月の3年生ゼミを合同開催にして、「ES(エントリーシート)・履歴書講座」が実施されました。担当はキャリア支援委員長の竹澤伸一教授。15ページにまとめられた手造りの小冊子を活用しながら、アクティブラーニング形式で講座は進行していきました。
この講座に向けて、3年生全員を対象に「就職活動意識調査」を実施していました。就活に向けて、着々と具体的な準備を積み重ねている人と、なかなか焦点が絞り切れていない人との差が見られました。めざすべき事業所(企業・役所等)をはっきり書ける人と、まだまだぼやけている人との差もわかってきました。けれど「本日ただいまから、意識を高めに切り替えましょう。自覚して進めている人はペースをゆるめないように。今まさに自覚した人は、自分を良い軌道に乗せるように。すべては自分の未来のためです。」竹澤教授は力強く背中を押しました。
この春卒業した先輩の事例を確認した後、いよいよ「ES・履歴書」に焦点化していきます。ここでいきなり12問のクイズ。全員総立ちになり、正解なら立ち続け、不正解だと着席。「なぜ企業等は、ES・履歴書の提出を求めるのか?」1人1人が認識を新たにしていきました。中には、「目から鱗が落ちる」内容も。「就活の常識」が覆されていきました。
講座の1つ目のクライマックス。「履歴書の良い事例・悪い事例」の判別です。A案・B案の2つが提示され、5項目の自己紹介の事例が、挙手した学生によって読み上げられました。そして投票。「あなたがこの会社に履歴書を提出するとしたら、A案で行きますか、B案で行きますか」と選択を迫られました。迷いながらも一同、意思決定。果たして正解は・・。その後の解説により、1人1人が改めて履歴書の意味を深く知ることとなりました。
講座の2つ目のクライマックス。理屈がわかったところで、実際に履歴書を書いてみます。ところが、ペンを握って書く姿勢を取ったところで、学生の動きがハタと止まってしまいました。「理屈はわかったけど、何を書いて良いかわからない・・。」そうです。そのために次のコーナーが用意されているのです。
竹澤教授は「自己PR」を書くための観点として35個の小項目を、「今すぐできる業界研究等」のために7個の大項目を用意し提示しました。最終的に「志望動機」を書くためには、「己を知り、相手を知って、マッチングする点を探す」必要があるからです。これによって、先ほど書く手が止まってしまった学生たちは、講座終了後に何をしたら良いのかが明確になったと思います。
講座の最後に竹澤教授は、学生1人1人に向かって諭すように言いました。「ES・履歴書は入口です。それが通れば、筆記試験や数々の面接やワーク等が待っています。でも大丈夫。怯む必要はありません。名産大は『応援する大学』ですから。」教室を出る時の学生の顔つきは、明らかに変わっていました。
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