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◇愛情教育、この指とまれ◇その609◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.59 竹澤 伸一

吉川悠斗(ヨシカワ ユウト)くん。北陸地方の古都から、名産大にやってきました。「小学校・中学校・高等学校と、ずっと野球を続けてきました。高校の時に、チームメイトがドラフト指名されて、私の負けん気に火がつきました。名産大で自分を磨いて、一回りも二回りも大きな人間に成長したいと思っています。」

吉川くんの目標とする選手は、あの大谷翔平選手です。「大谷選手のプレーを見て、あのように投げたい、あのように打ちたいと強く思い、一生懸命頑張っています。」吉川くんの目が、爛々と輝いてきました。

そんな吉川くんに(既読かも知れませんが)、お薦めしたい本があります。『不可能を可能にする大谷翔平120の思考』(ぴあ 2017年)です。この本は、大谷選手ご自身の言葉を集めたものであり、いわば「大谷語録」です。

この本の中にある、私の心に刺さった「大谷語録」をご紹介します。

「限界が見えるまで、やっていきたいと思います。」

「やはり僕はたいしたことないなと思いました。」

「常にきっかけを求めて練習しています。」

「他人がポイって捨てた運を拾っているんです。」

「まだ21歳(注、当時)、しかし、もうプロ4年目です。」

「もっともっと出来ると思います。」(以上、同著より抜粋)

謙虚さと、自己抑制と、向上心の塊(かたまり)のような人ですよね、大谷選手って。そして、「己自身」を一番よく知っている人でもあります。

イチロー選手もそうですが、超一流の人は「自分を知っている」人のような気がします。吉川くん、努力すれば、必ず叶いますよ。

(つづく)