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学内(GSB)インターンシップ実施中!

名産大GSBとは、本学が2011年3月に設立した企業組織で、CO2濃度の測定など環境の改善に関する調査、研究事業、人材の指導などを行っています。インターンシップⅠは、大学で学んだ知識や身につけた社会人基礎力を実践の場で活用し、インターンシップ体験を通して今後の学修やキャリア設計のきっかけを得ることを目的としています。

インターンシップ体験を通して今後の学修やキャリア設計のきっかけを


本年度のインターンシップⅠでは、尾張旭市の西部浄化センターのLED化(蛍光灯からLEDへ設備更新)が実現した場合、どの程度の電気代を削減できるのか、CO2を軽減できるのか、そして、CO2軽減に伴うメリットについて「J-クレジット制度」(CO2を軽減させると経済価値として認められることがあること)の観点から授業を行っています。

本年度もキャンパス内での事前研修の一環で、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社のシニアコンサルタント・松田理恵様を招聘しました。松田様にはJ-クレジット制度についてより理解を深めるために「CO2のクレジット化」のテーマで授業を行っていただきました。

授業は、

  • J-クレジット制度の説明
  • J-クレジット購入のメリット(環境貢献企業としてのPR効果、企業評価の向上、製品・サービスの差別化、ビジネス機会の獲得・ネットワーク構築)
  • J-クレジットの事例紹介(株式会社伊賀の里モクモク手作りファーム、中部大学など)
  • CO2削減方法とLED化(蛍光灯からLEDへ設備更新)について
  • ワークⅠ(工場における照明設備更新(LED)について年間のCO2削減量の算定)
  • ワークⅡ(エコ商品を考える)

というテーマで進みました。

本年度も学生が個人でエコ商品を考える取り組んだ「ワークⅡ」が印象的でした。まず、学生は自分の関心のある社会問題などを基にしたコンセプトを考え、そして、そのコンセプトを実現させるためのエコ商品を発表し(例えば、ビニール袋を提供するスーパー、ショッピングモールに対し、プラスチックなどによる海洋汚染の解決につながり、かつ、処分の際にCO2を出さないビニール袋に代わる使い捨ての袋を提供する)、学生だけでなく、ゲストスピーカーの松田様にとっても印象的な授業になった様子でした。