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◇愛情教育、この指とまれ◇その625◇名産大のキャリア支援の今をお伝えします。 vol.05竹澤 伸一

12問クイズの余韻が収まった後、3年生には名産大の履歴書の実物を見てもらいます。と言っても、右半分だけ。A3版の左半分は、自分のID(住所・氏名・大学卒業見込みまでの学歴等)を書く欄です。右半分は、いわゆる「自己紹介書」。「得意な科目・ゼミナールなど」「趣味・スポーツ・特技など」「大学生活と通じて得た事」「自己PR」「志望の動機」と、全部で5項目書くことになっています。

手前味噌ですみません。私は、この5項目の、並び順を含めた構成は、実に良くできているなと思っています。およそ50の大学の、大学指定の履歴書を一時研究したことがあるのですが、「簡にして要を得る」構成だと思っています。名産大に勤めて3年目なので、そもそもどなたが、この履歴書(自己紹介書の部分)を作成したのか存じません。メールをくださる方の中に、「名産大の昔」をご存知の方もいらっしゃるので、ぜひご教示いただけたらと思います。

閑話休題。「ES・履歴書講座」の第2のクライマックス。「A案とB案の比較」のコーナーです。これは、「はい・いいえ」のアクティブではなく、「AかBか」のアクティブです。ある企業を想定した、履歴書の雛型を用意し、年ごとにブラッシュアップしたものを、「A案・B案」として提案します。「A案」は「全天候型」、「B案」は「一点突破型」にしてあります。上記の5項目について、それぞれ際立った書き方をして、3年生1人1人に、「あなただったら、A案・B案のどっちで履歴書を書きますか?」と、意思決定を迫ります。

そして種明かし。両案の違いを丁寧に解説していきます。さらに、どちらかの案に、「これだけは書いてはいけない」というポイントを潜ませておきます。両案の違いは何か、そのポイントとは何か、詳細は「企業秘密」です。

(つづく)