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◇愛情教育、この指とまれ◇その629◇名産大のキャリア支援の今をお伝えします。 vol.09竹澤 伸一

「名産大のキャリア支援の今」の連載に対するメールで、2番目に多いのが、「高校生と大学生に対するキャリア支援で、何か違いを感じますか?」という「問い」です。

「この指とまれ」の連載を読んでくださっている読者の皆さまの多くが、名産大のホームページ全体を見てくださっているので、私が4月から7月にかけて、愛知県立緑丘高校の生徒の皆さんとともに、「高大連携授業」を展開していることはご存知です。そして、名産大の3年生に対しては90分で展開してしまう「ES・履歴書講座」を、8回の「連携授業」のうちの6回を使って、ゆっくり・じっくり展開していることもご存知です。緑丘高校の生徒の皆さんには、最後の2回で、集団面接と個別面接の練習も実施いたします。そもそも「ES・履歴書」を企業等に提出する言われが、両者とも面接の基礎材料となるからです。

さて、メールに対するお答えです。緑丘高校の生徒の皆さんは18歳、名産大3年生は平均21歳。この3つの年齢の違いは、想像以上に大きいものがあります。高校3年生から大学3年生に至る道のりには、入試、合格、転居、1人暮らし、大学の授業に対する主体的な履修登録、前期(春学期)・後期(秋学期)の授業履修、インターンシップ等への参加、東海地区や全国規模の(部活動に伴う)大会参加等々、大学生にしか経験できない様々な体験があります。あえてこういう表現を使わせていただくなら、籠の中の鳥が羽ばたいて、大空を飛び交い、墜落しそうになったり、羽を休めたりしながらも、何とか3年生に至り、いよいよ大学生としての就活に立ち向かおうとしているという状態です。高3から大3に至る道程が充実していた学生であればあるほど、「自己PR」の内容が広がり・深まり、何に焦点化したら良いか迷うほど、ES・履歴書の中身が充実していきます。

(つづく)