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◇愛情教育、この指とまれ◇その664◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.34竹澤 伸一

「ゼミも、授業も、友人・知人とのふれあいも、とにかくみんな頑張っていますが、何を一番頑張っているかと問われれば、やはり部活ってことになりますね。」西川輝くんは、誇らし気に語ってくれました。

「大学生にとって、何と言っても主要な大会の1つがインカレになります。部として、チームとして、1部で競技をするか、2部で競技をするかは、大変大きな意味を持ちます。幸い、名産大ウエイトリフティング部男子は、1部昇格後、1部をキープしているので、部員として、とても頑張り甲斐があります。」

読者の皆さま、ウエイトリフティング競技は、個人の戦いのイメージが強いですが、各階級の得点を総合して、チームとして何位になるかも大事なのです。西川くんは、自分の階級で、チームに大きく貢献しています。

さて、ウエイトリフティングという競技の性格上、記録との戦いになります。種目は2つ。「クリーン・アンド・ジャーク」と「スナッチ」です。前者は、バーベルをいったん肩のところまで引き上げ、次に頭上まで押し上げます。後者は、1つの動作でバーベルを頭上に引き上げます。筋力もそうですが、瞬発力と集中力の勝負になります。

自分の体重より、はるかに重い重量を挙げる競技ですから、一瞬の油断や、理に適わない動作が、事故やケガにつながります。西川くんも、一時期、ケガに苦しみました。ケガを克服し、1㎏でも余計に挙げることが、自分のため、チームのためになります。

アスリートとして、これまでも、これからも、自分と向き合っていく西川くん。そんな緊迫した状況でも、アイコンタクト・笑顔・挨拶は忘れません。一流の競技者は、すべからく一流の人間なのだと、西川くんは感じさせてくれます。

(つづく)