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◇愛情教育、この指とまれ◇その668◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.38竹澤 伸一

「努力した分、結果になって返ってくるんだと、まさに今、実感しています。」畑地明日香さんは、しみじみと語ってくれました。「ウエイトリフティングを始めて1年余りが経ちました。ウエイトの魅力は、結果が数字に反映されて明確にわかることです。クリーン・アンド・ジャークとスナッチ、瞬発力と筋力とタイミング、そして角度。工夫の余地は無限にあります。」畑地さんの目は、一瞬でアスリートの目に変わります。

「今、私生活のすべてが、ウエイトリフティングを軸として回っています。どうやったらうまくなるのか、どんな工夫をしたら強くなるのか、日々考えていると、あっという間に時間が過ぎていきます。自分の部屋にいる時も、移動中も、トレーニング場にいる時も、四六時中、うまく強くなることを考えています。」名伯楽の平井一正先生が惚れ込んだ「目つき」が、ますます鋭くなっていきます。

「平井先生がつくってくださるトレーニングメニューは、あえて表現するなら『異種独特』なものです。異種、つまり従来の常識から離れていて、独特、つまり他にはないメニューなのです。次に待っているのは、こんなメニューなのかなという、私の予想をはるかに超えてくるメニューなのです。そんなトレーニングメニューにチャレンジできる環境は、この上なく貴重です。自分のモチベーションは、いつでもフルマックスの状態です。」畑地さんの「目つき」は、私の予想を超えた光を帯びはじめました。

「でも私は、まだまだメンタルが弱くて・・。ここ一番という時に、力を発揮し切れていません。幸い、近くに、メンタルの強い先輩方がたくさんいらっしゃるので、真似して、盗んで、吸収して、少しでも強くなりたいと思っています。」

インタビューを終えた畑地さん、先ほどまでの鋭い「目つき」がスウっと消え、素敵なお嬢さんに戻っていました。

(つづく)