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◇愛情教育、この指とまれ◇その703◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.73竹澤 伸一

「名産大2年生物語」に、一応の区切りがつきました。70回余の連載でしたが、この間、読者の皆さまからいただいたメール(お電話7件を含む)は、本日5時時点で総計1638件となりました。これから出勤して、名産大の研究室に到着したら、また数件増えていることでしょう。ありがたいやら、うれしいやら。そのすべてに返信しています。読者の皆さまは、いわば本連載の鏡であり、サポーターでもあります。読者の皆さまに支えられて、本連載が続いていることを肝に銘じます。

ところで、とんでもない読者の方が現れました。本連載を、ご自身の卒業研究の対象にされるというのです。ある大学の4年生の方です。いわゆるマスコミ・ミニコミの研究をされています。広く言えば情報学、またご自身は社会学ともとらえていらっしゃいます。

仮にその方をTさんとします。Tさん曰く、本連載は「マスコミでもミニコミでもない、その中間に位置付けられる」なのだそうです。マスコミは不特定多数の読者、視聴者を相手にします。ミニコミは、ある程度限られた方々を相手にします。名産大のホームページは、原理的には相手の方は不特定多数ですが、事実上は、一定の層に限定されます。だから「中間的な存在」なのだとか。

そのTさん、私がこの度手がけた「2年生物語」の編集意図を、空恐ろしいまでに見抜かれました。2年生の人生の断面を、3回に渡って連載したのですが、その編集意図を、先日メールにてずばり言い当てられました。正直、私はうれしかったです。Tさんのような読者を得たことで、より一層、連載に弾みがつきます。

しばらくTさんの手を借りて、「2年生物語」を、そしてこれまでの連載を振り返ることをお許しください。

(つづく)