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◇愛情教育、この指とまれ◇その707◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.77竹澤 伸一

Tさんからも、他の読者の方々からも、たくさんのメールが届きました。「比較的楽な場面でのコミュニケーション」と、「プレッシャーのかかる場面でのコミュニケーション」、略して「楽コミュ」と「プレコミュ」の違いに関してのメールです。

Tさんより。「(前略)さすが竹澤先生ですね。コミュニケーションの本質を、みごとにとらえていらっしゃると思います。私はつくづく思うのですが、一見明るくて、屈託がなくて、周囲とのコミュニケーションが上手だと思われる若者の中に、竹澤先生が分類された『プレコミュ』の場面で、かえって緊張してしまい、実力の10分の1も発揮できない人がいるのではないかという気がします。(中略)思うに、やはりコミュニケーション能力は、息の長い地道な訓練から身に着くものではないでしょうか。ふだん明るくて、調子の良い人に思えても、公式の場面に出たら、固まって何もできない人は、やはり訓練が足りないのですよ。逆に、色々な場面で、きちんと訓練を積んだ人は、肝心な場面で、悪くても60%くらいの力を発揮できるのだと思います。(後略)」

Tさんのこのメールを、ご本人にお断りして、「この指とまれ」の読者の皆さまのメーリングリスト1213件に、一斉送信してみました。すると、こんなメールが返ってきました。

「令和は何年続くやら」様より。「(前略)『プレコミュ』の場面で、自分の能力を遺憾なく発揮するためには訓練が必要との合意ができつつあると思います。そこで、なるほどと思いました。竹澤先生がアクティブラーニングの大切さを、これでもか、これでもかと強調してきたわけが、やっと腑に落ちました。(中略)アクティブラーニングには、その場その場でのフィードバックがあり、ステップバイステップで自分の能力の向上や停滞が確認できるメリットがあるのですね?(後略)」

(つづく)