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◇愛情教育、この指とまれ◇その717◇続、名産大のキャリア支援の今をお伝えします。 vol.7竹澤 伸一

Aさんの、インターンシップ先への履歴書の「志望動機」の内容は、以下のような感じです。

「貴社は、子どもやファミリー層を、生き物とのふれあいの中で楽しませる工夫に満ちた、夢のある会社であると理解しました。一方の私は、観察眼を持って生き物の生態を研究し、資格も活かしながら将来の職業を模索している大学生です。この度、貴社のインターンシップを志望した理由は、貴社の業務を体験することで、自分の観察力の確認をしたいからです。また、貴社が自分の就活志望先第1位であることの意思をお伝えしたいからです。インターンシップ中は、業務に誠意を持って従事することをお誓い申し上げます。」

Aさんの「志望動機」は、3つのパーツから成っています。1つ目は、「貴社は~理解しました。」まで。この部分で、自分の相手への理解を記します。業界研究の成果を示すのです。2つ目は、「一方の~大学生です。」まで。この部分で、自己PRを再度、1文に凝縮します。そして3つ目は、「この度~最後」まで。この部分が、もっとも大事で、相手企業と自分とのマッチングを記します。今回は、インターンシップの履歴書なので、マッチングもさることながら、就活志望先第1位を強調した作りにしました。

この「3パーツ法」を、私は、私の関わるすべての方々(名産大生、元教え子、ラジオ番組出演がきっかけで知り合った多くの方々・・)に推奨しています。業界研究の成果・自己PR・相手と自分とのマッチングを数行に凝縮させること。ここから新しい世界が始まります。

さて、では、次回からしばらく、手前味噌全開で、竹澤ゼミ3年生の、この夏のインターンシップ(珍)体験について記してみたいと思います。

(つづく)