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◇愛情教育、この指とまれ◇その720◇続、名産大のキャリア支援の今をお伝えします。 vol.10竹澤 伸一

今回の「キャリア支援の今」の連載は、本日で打ち上げといたします。短期間の連載にも関わらず、300通を超えるメールをありがとうございます。今後の連載の、色々なところに反映させてまいります。

さて、多くの読者の皆さまがご承知のように、「名産大4年生就活成功物語、2019」の連載が、本連載の「番外編」で始まっております。今年度も、4年生にとって、味わい深い就活(就職活動)が展開されております。

世間ではよく、「今の就活は、学生にとって売り手市場だから、比較的楽なはず。」とか、「バブル崩壊やリーマンショックの頃に比べれば、求人は多いし、あまり苦労はしないのでは?」と言ったりします。でも、それは違います。就活は「マス」で語ってはいけないのです。あくまでも、個々の学生の文脈で語るべきものなのです。

そこで、4年生を中心に、名産大生全体に向けて、この言葉を送りたいと思います。ご注意ください。「送りたい」であって、「贈りたい」ではありません。念のため。

それは、「あなたの内定は、納得内定ですか?」という言葉です。私にとって、就活に関して、もっとも大事にしたい言葉が、「納得内定」という言葉なのです。

では「内定」と「納得内定」とでは、どのような意味の違いがあるのでしょうか。それは、「妥協した内定」と「妥協なしの内定」の違いです。「まあ、自分にはこんなものさ」という内定と、「うん、精一杯戦ったよな」という内定の違いです。

つくづく思うのですが、「納得内定」を勝ち取った事業所なら、「3年以内の離職」などしないだろうと思うのです。自分の全力を出して戦い取った内定なら、就職して苦しい何かに遭遇しても、決して逃げないし、手放さないと思うのです。

改めて、名産大生、特に4年生の皆さん、自問自答してみてください。「あなたのその内定は、『納得内定』ですか?」と。

次回から、新しいシリーズに移行いたします。お楽しみに。

(つづく)