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◇愛情教育、この指とまれ◇その737◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.17竹澤 伸一

錦古里拓海(ニシキゴウリ タクミ)くん。名産大のキャンパス内での触れ合いはもちろんのこと、アルバイト先での様々な体験が、自分のコミュニケーション力を向上させると考えています。

「アルバイトで、よく電話対応をします。電話ですから、当然、相手の方がどんな方なのか、容姿や表情は読めません。そこで、相手の方の要望を細大漏らさず聴き分け、適切な対応をしなければなりません。ものすごく神経を使うことになりますが、コミュニケーションの訓練にもなるし、勉強させていただいています。」

読者の皆さまは、オペレーターという職業をご存知でしょう。カスタマーセンターなどに常駐する、電話でお客様対応をする職業のことです。私がたまたま知り合った方の中に、「オペレーターの神様」と呼ばれている方がいます。同席する機会があったので、お話を聴くことができました。

「口頭だけで必要なことを細大漏らさず伝えること」「電話の向こう側にいる方に不快な思いをさせないこと」「特にクレーム対応の際は、相手の方の話を決してさえぎらずに最後まで誠実に聴き切ること」この3点が、今でも強い印象となって残っています。

「神様」と称されるくらいですから、電話の向こうの顔の見えない相手の方に対して、ほぼ完璧な対応をされているのでしょう。名産大に入職して以来、電話にてクレーム対応をしたことは、幸いにして1度もありません。しかし、中学校現職の時は、もちろん体験しています。冷や汗をかいたこともありました。

錦古里くんを深掘りしていきますが、今も続けているであろうアルバイトでも、友人知己との語らいの中でも、もちろん授業中でも、たとえ相手が目前にいる場合でも、「神様」のお話は参考になりますよね。

(つづく)