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◇愛情教育、この指とまれ◇その746◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.26竹澤 伸一

「何しろ今一番頑張っているのが、公務員になるための勉強なのです。」気負いもなく、誇らし気に大久保俊秀くんは語ってくれました。

「大久保くんって、例の自主勉強会のメンバーだよね?」

「はい。自主勉強会で、地道にコツコツと、問題集等の勉強を積み上げています。プリントを用意していただけるので、その内容をしっかり学んでから、テストで確認するというサイクルで進んでいます。無駄のない効率的な方法なので、少しずつですが力がついてきている実感があります。」

読者の皆さま、ご存知の方も多いと思いますが、現在、公務員試験のあり方も多様化してきています。名産大が立地する尾張旭市の近隣市などでは、伝統的な「筆記と面接」の方式と並行して、民間企業と同じような「SPI・プレゼンテーション」方式を採用しています。社会から求められる公務員像も変化してきているので、選抜方法の複眼化が進行しているのだろうと思います。

それでも、公務員試験の「筆記と面接」は、やはり王道です。その中で、「筆記」は、いわゆる一般教養と呼ばれるものが「鉄板」となっています。

さて、では、その「一般教養」とは、いったい何でしょうか?「中学校あるいは高校卒業程度の学力を問うもの」「時事問題に関する基礎理解を問うもの」「公務員なので、職務に関連する法規(法律)について問うもの」等々、巷(ちまた)では色々言われています。

大久保くんらは大学生なので、すでに「高校卒業程度の学力」は備えています。では、残りの時事問題や法規等の勉強をすれば足りるのでしょうか?

忘れてならないのは、人間は「忘れる生き物」だということです。公務員試験のための一般教養の問題集を開いてみて、目に飛び込んでくる問題を、スラスラ全部解ける人は、そうそういないと思います。
ですから、「地道でコツコツ」という勉強の積み重ねが必要なのだと思います。

大久保くんは、得難い仲間とともに、本日もコツコツと勉強を積み重ねています。

(つづく)