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「スポーツビジネスコース 教職実践演習でもアクティブラーニングを実践、その1」
スポーツビジネスコース4年生には、教育実習を終えた勇者(?)がいます。
スポーツビジネスコースから、こんにちは。前回は、2年生の”「教職論」でのアクティブラーニングの実践”をご紹介しました。今回は、教育実習を終え、いよいよまとめの時期に来ている、4年生を対象とした「教職実践演習」の授業をご紹介します。教育実習でもまれているだけに、発言の一言一言が重い感じがします。4年生たちは、この3月に教員免許を取得する予定です。
ショートケースメソッドで、教育現場を逸早く先取りします。
「教職実践演習」の授業では、「ショートケースメソッド」の手法を使ったアクティブラーニングを実践しています。「ショートケースメソッド」とは、ある場面に立った物語の主人公が意思決定するのを、授業参加者が追体験し、「自分だったらどうするか」を討論し合うのを原則とします。「自分だったら」の根拠を確かめ合う中で、参加者は自然に「対話的で深い学び」を体験することができます。今回の「ショートケース」では、主人公は中学校社会科の新任教員であり、自らの教育実習を振り返るための、初任者研修に参加している設定になっています。
主人公になぞらえて、自らの教育実習の意味を振り返りました。
「もし自分が主人公の立場だったら。」という意見交換が終わり、授業は後半戦となります。参加者1人1人が、自分自身の教育実習を振り返り、皆の前で発表する場面となります。教育実習直後だと、自分の実習を客観視するのが難しい部分がありますが、少し時を置くと見えてくるものがあります。すぐに教職に就く予定の人と、いったん企業等に就職する予定の人とでは、発表される見解に微妙な違いが生じることがあります。ともかくも、実習で学んだことを、卒業後にどう活かしていくかが重要になってくると思います。