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◇愛情教育、この指とまれ◇その757◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.37竹澤 伸一

「もう大学生になって、3年目の半ばが終わるのですが、やはり高校生とは世界が違うなあと、つくづく実感しています。」澤木拓人(サワキ タクト)くんは、感慨深げに話してくれました。

「世界が違うって、どういうことかな?」うすうす感じつつも、突っ込まないではいられない私。

「ご存知の通り高校野球をやっていたので、寝ても覚めても周囲は野球人という感じで。それが大学生になると、授業で友だちになるわ、ゼミの仲間とつるむわ、もちろん野球部のチームメイトともワイワイやるわで、3倍くらいに広がりました。それに加えて、アルバイト先で尊敬できる先輩と出会うわ、インターンシップ先で、こりゃすごいという同級生と出会うわ、真似したいパフォーマンスの社員の方と出会うわで、5倍どころか10倍、20倍に世界が広がりました。」

澤木くん、「世界が広がる」これぞまさに大学生というものです。

ところで、ここで、「先輩とのつきあい方」について、澤木くんと一緒に考えてみたいと思います。

その1、「聞きたいのに、聞けなかった。」かつての私もそうでした。先輩は、知識と経験の宝庫です。自分で考えてわからないことは、素直に先輩に聞くべきだと思います。でも、目上の人に聞くのは、なんとなく気後れする場合があります。その「気後れの壁」を破ってこその、先輩・後輩の関係だと思います。

その2、「相談したら、必ず報告。」さあ、あなたは身近な先輩に何かを相談しました。先輩の助言に従って事を進めた結果、うまくいったとします。そうしたら、すかさず先輩に報告です。そして仮に、事がうまくいかなかった時も、とにかく報告です。後輩の動きが気になっている先輩なら、その後どうなっているのか気にしてくれています。助言を受けたのに報告を怠ったりすると、せっかくの関係も壊れてしまいます。

その3、「本当に、先輩に対して敬意があるか。」仮に、あなたが能力の高い人で、先輩がイマイチの人だとします。得てして能力の高い人に多いのですが、先輩を見下す態度に出る人がいます。そんな態度を、案外周囲の人は見ているものです。なんだかんだ言っても先輩です。あなたにできないことを1つや2つは持っています。見下していると、周囲から見放されます。

その4、「やはり挨拶は基本。」澤木くんは、1から3は当然のこととして、「挨拶」がきちんとできる人です。だから、多くの人の信頼を得ています。

(つづく)