NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その774◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.54竹澤 伸一

「はや大学3年生。大学生活も、折り返し地点をだいぶ過ぎました。部活動をやっていられるのも、そう長い時間ではありません。楽しく、無理なく、後悔しないように、やっていきたいと思っています。」髙野正隆くんは、自分と対話するように語ってくれました。

本連載で、名産大で活躍するスポーツ選手を、たくさん取り上げてきました。でも、大学生が学業と同じ比重で、部活動に取り組む意味について、あまり掘り下げて考えたことはなかったと思い返しました。そこで、とても思慮深い髙野くんと一緒に、改めて考えてみたいと思います。

世間には、いわゆるスポーツ推薦で、大学に入学する学生はたくさん存在します。そういう学生に対して、「名ばかり大学生」などとネーミングをして、批判的に論評する方を時々見ます。「挨拶はきちんとできるが、勉強はしない。」「教室の外では元気であるが、授業中は無気力である。」「朝練があって疲れているせいか、授業中に寝ることがしばしばである。」などなど、悪口はとどまるところを知りません。

でも、もし髙野くんが、こうした薄っぺらい論評を目や耳にしたら、おそらく、いつもの冷静さを失い、色を成して怒り出すと思います。もちろん私も、同様に怒り出します。そして2人同時に、空に向かって叫ぶと思います。「少なくとも、名産大スポーツビジネスコースには、授業中に無気力になる部活動生は存在しないぞ!」と。

これは名産大のオープンキャンパスでも、声を大にして言っていることですが、名産大は、スポーツをスポーツビジネスに昇華させるノウハウをふんだんに持っている大学です。もちろん、名産大のアスリートの中には、プロスポーツ選手になることを目標にしている学生がたくさんいます。当然、これもスポーツビジネスの一環です。さらに、アスリートとしての経験を活かして、卒業後にスポーツ関連のビジネスに従事する学生もたくさんいます。

だから、名産大の部活動生は、授業中、生き生きとしています。ビジネスにつなげる目的で、部活動に取り組んでいるので、課題等に対しても貪欲です。もちろん髙野くんは、そのトップランナーの1人です。

(つづく)