教職実践演習でもアクティブラーニングを実践、その2

スポーツビジネスコースの教職学生のアクティブラーニングは深まってきました。

今、「教職実践演習」の授業を共にしている学生とは、2年生の時に出会いました。「特別活動の指導法」の授業では、学校現場で学級担任や生徒会の顧問になったという想定で、数々のロールプレイング・シミュレーションを体験してもらいました。「教職論」の授業では、中学校教師として成長していく物語上の主人公の追体験を通して、教職とは何か、考えを深めてもらいました。3年生時の「社会科公民科教育法」の授業では、1人1人がフル規格の学習指導案を作り、お互いに切磋琢磨しながら授業づくりをしてきました。そして4年生になって、事前指導を経て教育実習に臨み、最後の科目として教職の総仕上げをしているのです。すべてがアクティブラーニングの実践の連鎖でした。

教員の服務を問題にするショートケースメソッドの手法に挑戦しました。

この度の「教職実践演習」の授業では、学生たちはショートケースメソッドの中で、現職ベテラン教師の疑惑の行動に遭遇します。新卒の中学校教員になりきった学生たちは、同じ部活動の先輩顧問教師の「部費の使い込み疑惑」に遭遇し、戸惑い、悩みます。物語の中で、新卒教員(即ち学生たち)の取り得る行動の選択肢は3つ。その選択肢の背景には、教育公務員として遵守すべき服務に関する教育法規が存在します。さて、個々の学生が選択する行動や如何にという設定です。ショートケースという物語自体に、ひりひりとした緊迫感があるので、アクティブラーニングは盛り上がります。

懲戒処分の事例についてショートディベートを実施しました。

さて授業の後半には、かなり重い内容の資料の検討に入ります。とある県教委が示している、「懲戒処分の指針」というリアルな資料に目をさらします。簡単に言うと、教育公務員として「こういう違反行為をしたら、こういう処分を課しますよ」という指針が、何ページにも渡って詳細に示されているのです。残念ながら教職員の不祥事が後を絶ちません。最近では、教員による教員への「いじめ行為」が発覚し、今でも議論されています。そこで、この事例集を題材に論題を決め、「ショートディベート」も実施してみました。教育公務員の職責の重さを、学生たちは再認識していました。