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◇愛情教育、この指とまれ◇その790◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.70竹澤 伸一
古田愛華さんは、3年次の夏休みに、△△(ある小動物、前号でも登場)を中心に触れ合うことのできる施設に、インターンシップに行きました。私は、古田さんをサポートして、インターンシップに向けたES(エントリーシート)づくりに関わりました。
驚くべきことに、古田さんは、このインターンシップの前に、〇〇(ある動物、やはり前号で登場)と関わることのできる施設にも、インターンシップに行きました。複数のインターンシップを体験することで、ご自分の関心と適性を見極めようとしたのです。フットワークの軽さが光ります。
このインターンシップを終えた後、古田さんにお話を伺いました。
「インターンシップがきっかけで、施設でアルバイトを始めました。そこで、自分のお手本と言うか、ロールモデルになる方と出会ったのです。その方も女性なのですが、単に飼育をするだけではなくて、△△とコミュニケーションを取ることができるんですよ。施設では、△△がステージに上がって、ショーがおこなわれます。白雪姫のような演目が、軽々とできてしまうんです。」
古田さんは、ますます表情を輝かせて語ってくれました。
「演目が同じだと、お客様も飽きてしまうので、定期的に変えていきます。その都度、演じる△△とコミュニケーションを取りながら、振り付けをしていくのです。その方は、△△が反応しやすい声を身に着けていて、30分の劇を演出してしまうのです。スキル・・もすごいですが、何よりも△△を愛していることが、私にもよく伝わってくるんですよ。」
どうやら古田さんは、生涯を賭けられる職業と出会ったようなのです。名産大に来て、環境ビジネスと出会い、動物と人間の接合点に思い至りました。その接合点をビジネスにすることで、ある面での共生が成立していることが理解できました。
「その方は、△△のステージ衣装も、全部自前で創ってしまうんです。よく、飼い主が、ペットに衣装を着せている光景を見ますが、全部ではないにせよ、とても窮屈そうに見えます。ところが、ステージ衣装を身にまとった△△たちは、それだけでしゃんとするんですよ。」古田さんのお話は続きます。
(つづく)