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◇愛情教育、この指とまれ◇その799◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.79竹澤 伸一

まもなく「名産大3年生物語」の連載が終了します。さらに、次号で連載が800回になります。平成29年9月から連載を始めて、2年と4か月、お盆の4日間、歳末年頭の6日間、計10日間を休載にしただけで、あとは1日も休まず連載を続けてまいりました。その間、本連載に、1度でもメールをお寄せいただいた方のリストを、改めて作成したところ、1378名となりました。心より御礼申し上げます。

本年度は、「1年生物語」「2年生物語」「3年生物語」に加え、「アクティブラーニングは学生が主役」シリーズや「名産大のキャリア支援の今」シリーズなどを書き連ねてまいりました。1つの記事に対して、平均40通弱のメールをいただいたので、今まで約3万通のメールをいただいたことになります。深夜寝る前か、早朝の起床後に、メールを確認することが、すっかり生活の一部になってしまいました。

期せずして最近、同趣旨のメールを10数通いただきました。「竹澤先生は、この連載から何を学んでいるのですか?」という問いです。「その799」の今号、その問いにお答えします。

3つあります。1つ目は、「自分を向上させたい、昨日の自分より今日の自分のほうが良くなっていたい。」と思っている学生は、間違いなく伸びているという「学び」です。「向上心」あるいは「前向きな自己否定感(注、今の自分はまだダメだけど、頑張れば伸びるという思い)」を抱いている学生は、自然と本連載の対象になることが多く、読者の皆さまからのメール等に励まされて、さらに伸びていく傾向にあるという事実を学んでいます。連載の好循環です。

2つ目は、読者の皆さまからのお便りは、極めて公正であるという学びです。約3万通のメールの95%以上は「励まし」のメールですが、それ以外の中に、時には咤激励の内容があります。でも、読者の皆さまとは、基本、利害関係がないので、どのような内容でも、本気で受け止めることができます。

最後、3つ目は、本連載の主旨は、名産大および名産大の学生のプロデュースだということです。少なくとも約3万通のメールを見る限り、「プロデュース」は成功しているなと学んでいます。それもこれも、すべて読者の皆さまのおかげです。

(つづく)