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◇愛情教育、この指とまれ◇その816◇アクティブラーニングで開花しました。 名産大4年生物語 vol.6竹澤 伸一

「名産大4年生物語」を、いったん中断いたします。1つ手前の短期連載「続々、名産大のキャリア支援の今をお伝えします。」に対して、予想をはるかに上回るメールをいただきました(今でも続いています)。個別にすべて返信してはおりますが、連載上で話題としたほうが良いと判断した内容がありました。今号は、それをはさみます。

話題にしたいのは、実名報道のことです。大学のホームページの記事で「報道」と書くのは、ややおこがましいかも知れません。でも私は、本連載や「番外編」の記事を書いている際に、「ネット(ウェブ)上の記事なので、最大70数億の人々が読む可能性がある。」と自覚して書いています。ですから、「報道」と自覚するほうが良いと思っています。

さて、本連載や「番外編」の連載での「実名」には2つあります。1つ目は、もちろん連載対象になっている、名産大の「学生の実名」です。そしてもう1つが、書き手(聴き手)である「私の実名」です。ただし、誤解していただきたくないのは、本連載等は、私が個人としておこなっているわけではなく、学内のチェックを経た上でおこなっているということです。

ではなぜ、「実名記事」なのか、ということです。1番の理由は、「学生が、自分の目標に向かって頑張っているプロセスや、その成果をお伝えするのに、あえて匿名にする必要はない」ということです。本連載と「番外編」を合わせると、800余の記事となります。最初のほうの本連載の記事では、匿名や仮名にしたこともありました。でも、ある時点で、匿名・仮名はいっさいやめました。「番外編」では、最初から実名、しかも写真付きです。理由は簡単です。前向きに頑張って成果を出している学生の、いったい何をブラインドにする必要があるのかと考えたのです。もちろん、成人であるご本人の同意は、予めすべて得ています。また私の知る限り、マイナス面の事態は発生していません。

私は思います。今の世の中、匿名にすると、かえって色々な憶測を生み、事態があらぬ方向に行きかねません。本連載と「番外編」で伝えたいことは、ただ1つのこと。名産大は、名産大の学生は頑張っていますよ、ということだけなのです。次回から、「4年生物語」に戻ります。

(つづく)