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◇愛情教育、この指とまれ◇その835◇アクティブラーニングで開花しました。 名産大4年生物語 vol.25竹澤 伸一
「こんなことを言うと、生意気に聞こえるかも知れませんが、将来は、自分が楽しいと思える仕事をしていきたいと思います。」
原田周弥くんは、就活真っ最中の頃、よくこんなことを言っていました。御多分に漏れず有為転変(ういてんぺん)の就活でしたが、原田くんが望んでいる「自分が楽しいと思える仕事」ができる事業所に、就職することができたと私は思っています。
では、「自分が楽しいと思える仕事」とは、どのようなものなのでしょうか。我が身に当てはめて考えてみました。大学教員という仕事は、学生を育てることと、学問研究を社会に役立てることの両輪で成り立っていると思います。学生を育てることは、研究室で、教室で、フィールドで、日々おこなっています。育てるというよりは、「共育」、つまり「一緒に育っている」という感覚です。あるいは、学生が育っていくのを「伴走している」という感覚です。これは、この上なく楽しいです。
「学問研究を社会に役立てること」は、「アクティブラーニングを普及させること」と、私はとらえています。私の周囲にいる学生は、皆「アクティブラーナー」になっていきます。私の周囲にいる研究者・実践者のうち、心ある方々は、皆「アクティブラーナー」になっていきます。この現象も、限りなく楽しいです。
つまり私は、かなりの部分で、「自分が楽しいと思える仕事」ができています。これはとても幸せなことです。では、原田くんはどうでしょうか?
「この指とまれ」番外編「その15」でも触れていますが、原田くんは、「実現してみたいこと」を携えて就職します。そして、その就職先は、原田くんの「夢」を、間違いなく応援してくださる会社です。
「自分が楽しいと思える仕事」に、読者の皆さまは就いていらっしゃいますか?「仕事なんて楽しいとは限らない」とお考えですか?いつものようにメール等をお待ちしています。
(つづく)