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◇愛情教育、この指とまれ◇その906◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.6竹澤 伸一

「5年後、10年後には、私は一流の営業マンになっていると思います。」

澤木拓人(サワキ タクト)くんは、自信に満ちた目を向けながら語ってくれました。その自信の根拠を探るべく、例によってマシンガントークの炸裂です。

竹「澤木くんさ、単なる営業マンではなく、一流の営業マンってことだよね。ちょっと硬い感じで聴くけど、澤木くんにとって、一流の営業マンの定義ってなに?」

澤木くん、一瞬、遠くを見るような表情しました。そして、こう言いました。

「2つあると思います。1つは、リピーターとなるお客さまを多くホールドしていること。もう1つは、お客さまとの間に、ウィンウィンの関係を築けることです。」

今度は、私が、一瞬、遠くを見ることになりました。

竹「1つ目は、すぐに納得できます。澤木くんがめざしているのは、BtoBとBtoC、両方の場面がある営業職だと思うけど、対会社でも、対個人でも、お客さまをリピーターにできたら、確かに一流の営業マンだよね。でも、2つ目については、少し抽象的なので、もう少し説明してくれる?」

澤木くん、待ってました!とばかりに、口を開きました。

澤「例えば会社対会社で営業活動をするとしますね。どんな交渉事でも、必ず価格交渉が含まれると思うんです。その時に、自社のペースばかりで進めてしまうと、仮に1回目は良くても、2回目以降は関係が切れてしまうような気がするんです。たまに聞く話ですが、大会社が下請け・孫請けに、一方的な価格設定を押しつけたりしますよね。下請け・・は、呑むしかないかも知れないのですが、そんな営業は、三流どころか五流の営業マンがすることだと思うんです。もちろん、自社内の調整は必要だとは思うのですが、相手があっての営業活動なので、取引の永続性が保たれるような関係こそ、ウィンウィンの関係なのではないかなと思います。」

なるほど、さすがに澤木くんです。こういうポリシーが言えるからこそ、年度の変わり目に、早や就活の大きな結果を残すことができたのだと思います。

(つづく、あと94回)