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◇愛情教育、この指とまれ◇その922◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.22竹澤 伸一

「読者の皆さまを、アクティブラーニング・ワールドにご招待」と、前回書きました。では、本当にそうなっているのか、以前ご紹介した、文科省ホームページの「アクティブ・ラーニングに関する議論」の、「アクティブ・ラーニングの一般的特徴」に、本連載を当てはめてみましょう。

「1.学生は、授業を聴く以上の関わりをしていること」誠に失礼ながら、読者の皆さまを、本連載の学生ととらえると、単に本連載を「聴く=読む」以上の、メールや電話、お手紙で、ご意見を寄せる、を実行してくださいました。

「2.情報の伝達より学生のスキルの育成に重きが置かれていること」私が仄聞(そくぶん)するところによれば、本連載を核にして、読者の皆さま同士のチャットが立ち上がったり、ラインで意見交換が行われたり、大学生や大学院生が、本連載をテーマの一部にした研究をしているそうです。

「3.学生は高次の思考(分析・総合・評価)に関わっていること」多くの読者の皆さまが、本連載の「学生プロデュース」に対して、独自の分析・総合・評価をしてくださいました。

「4.学生は活動(例、読む、議論する、書く)に関与していること」足かけ4年間で、約3万件のメール等をお寄せいただきました。「(連載を)読む→(皆さんで)議論する→(メール等を)書く」という見事な連環が成立してきました。

「5.学生が自分自身の態度や価値観を探究することに重きが置かれていること」この連載がきっかけで、私自身がラジオ出演し、読者の皆さまと更なるご縁が広がり、読者の皆さまの人生に関わること、例えば就活支援のボランティア等に関わることになりました。

「6.認知プロセスの外化(問題解決のために知識を使ったり、人に話したり書いたり発表したりすること)を伴うこと」それこそ、中高生からお年寄りのグループまで、本連載について話したり書いたり・・が報告されています。

Aさん、ありがとうございました。連載も残り80回を切ったところで、1つの総括ができました。次回から「5年後、10年後の夢を語る。」に戻ります。また皆さんで、アクティブラーニングをしましょう。

(つづく、あと78回)