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◇愛情教育、この指とまれ◇その935◇名産大生、5年後、10年後の夢を語る。 vol.35竹澤 伸一

「何とか、外国語をいくつかマスターしたいと思っています。そのために、毎日コツコツと独学しているんですよ。でも、隙間の時間になるので、なかなか大変です。」

中山純希(ナカヤマ ジュンキ)くんは、身振り手振りも交えながら語ってくれました。

外国語のマスター、つまり語学の勉強と聴いて、私は幼少の頃と、大学生の頃を、同時に思い出していました。必要に迫られて、言葉を何とかものにした日々・・。

竹「中山くん、とりあえず英語なのかな?」

中山くん、鋭く反応します。

中「はい、オールイングリッシュの環境を、自分で設定するのに苦労をしています。現在は、全部英語で書いてある教科書を、1日に何ページか身に着けようと思って、頑張っています。」

読者の皆さまの中に、語学の勉強をされた方、現在進行形の方・・、たくさんいらっしゃると思います。やり方は人それぞれ、急がば回れ、自分に合った方法が見つかると、ある日、急速に伸びます。ウソや冗談ではなく、外国語の夢さえ見ます。かつての私がそうでした。

竹「ところで中山くん、外国語マスターの目的というと・・。」

中山くんの目つきが、パッと鋭くなりました。

中「はい、もちろん、海外サッカーへの挑戦のためです。できればヨーロッパで。あるいはサッカーのできる国なら、どこへでも・・。そのためなら、英語にとどまらず何か国語でもマスターしたいと思っています。」

語学って不思議なもので、例えば英語をマスターすると、他の言語、例えばスペイン語やポルトガル語、イタリア語やドイツ語・・、もマスターしやすくなります。語学脳とでも言うのでしょうか、今まで開いていなかった何かが、突然、頭の中でつながる感じです。

竹「中山くんさ、サッカーも同じだと思うけど、うまくなるまで、同じプレーを、泥臭く続けるよね?」

中山くん、即座に反応しました。

中「はい、すべてはリピーティングだと思います。5年後というより数か月後というところです。」

さすが一流のプレーヤー、勘所をつかんでいますね。

(つづく、あと65回)