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ビジネス心理コース「心理学研究演習」授業紹介

ビジネス心理コース 「心理学研究演習」の授業紹介

 

ビジネス心理コースでは、発達心理学や社会心理学など心理学の各分野の理論のほかに、研究法の実践に関する科目を学びます。そうした研究実践の科目として、3年生の春学期には学生たちは「心理学研究演習」を受講しています。
「心理学研究演習」では、アクティブラーニング型学習を通して、前半は観察研究について、後半は質問紙による調査研究(いわゆるアンケート調査)についての演習を行います。観察研究では、大学構内の学生ホールにある10の机と100席以上の座席を対象に、どこの席がいつ着席されやすいのかを、みんなで手分けをして観察し記録しました。そして実際の頻度に関するデータ(度数データと言います)の集計の仕方、分析方法、そして研究レポートのまとめ方を身につけていきました(画像は昨年度のものです)。

後半では、受講生各自が関心を持つ個人の態度(価値観のようなもの)を測定する調査票(アンケート)を開発し、実際にデータを収集していきます。今年は新型コロナ蔓延の社会情勢を考慮して、調査票にインターネット上でアクセスしてもらうウェブ調査に挑戦します。得られたデータから、学生たちは項目分析などを通して適切なアンケートが設計できていたかなどの検討を行い、最終的には研究レポート作成へと至る予定です。これらの経験は、客観的な根拠を伴う主張をどのように行うか、また数量的なデータをどのように理解し取り扱うか、という科学的な思考のトレーニングでもあります。

ビジネス心理コースのカリキュラムは、心理学理論と研究法の実践の両方をバランスよく、順序・系統立てて学ぶ、認定心理士資格対応の科目構成となっています。
社会で役立つ心理学を学ぶならMEISANDAIのビジネス心理コースです。
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