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◇愛情教育、この指とまれ◇その1000◇足かけ4年、忘れ得ぬ方々を想う。 vol.10竹澤 伸一

 いよいよ連載も最後の時を迎えました。私は、あと10分後に、本連載の原稿の打ち込みを終えます。最後に当たり、「忘れ得ぬ方々」の最重要人物である、名産大入試広報室のIさんに登場していただきます。Iさんは、前号のFさん、前々号のSさん・Nさんとともに、私の同志であり、本連載に絶対に欠かせない方なのです。

実は本連載の執筆は、毎朝7時前に研究室に出勤して開始します。いわゆる「粗書き」は、取材の段階で、メールのドラフト、即ち下書きの中に格納してあるのですが、読者の皆さまからのメール等をギリギリまで待って、原稿を改編するのです。そしてその原稿を、メールの平打ちのまま、Iさんはじめ学内の関係者に送付します。Iさんは、それを一定期間寝かせた後、何もなければアップロード・フォームに貼りつけて、記事化してくださっているのです。

ですから本文は間違いなく私が書いていますが、タイトルやレイアウトは、すべてIさんに任せきりでやってきました。いわばIさんと私は、車の両輪としてやってきたのです。

毎日、深夜0時、新しい「その〇〇」がアップされます。待ってましたとばかりメールをくださる読者の方もいらっしゃいます。私は、世界のどこにいても、その更新を確認して、メールの返信に備えてきました。ごく稀に、何かの不具合で更新されないことがあり、Iさんに連絡したこともありました。今から思えば、懐かしいエピソードです。

もちろんIさんからは、広報のプロとしてのご助言も、多々いただいてきました。時には、記事を巡って論議を交わしたこともありました。そのプロセスがあったからこそ、「この指とまれ」はブラッシュアップされてきたのです。その論議の中から、「番外編、4年生就活成功物語」も誕生したのです。Iさんの、学生の「瞬間の輝き」を撮り切る技術は、ため息が出るほどでした。

前回のFさん、前々回のSさん、Nさん、そしてIさん。稀に見る高いプロ意識の持ち主に支えられて、「この指とまれ」は1000回まで来ました。本日、早朝までで、読者の皆さまからいただいたメール等は、誤差をお許しいただければ、35891通。このメールに対しても、記事を見て少しでも名産大に興味を持ってくださった方々にも、最後に申し上げます。「愛情教育、この指とまれ」。

これにて私(竹澤伸一)は、足かけ4年の筆を置きます。ありがとうございました。(完)