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『キャリアガイダンスⅡ』の授業、有終の美を飾る~コロナ禍の中でも、注意しながらグループディスカッション等を実施

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。そんな名古屋産業大学では「職業教育」を充実させたカリキュラム体制を築いています。今回のその「職業教育」の一環として、就活直前の3年生に対して、授業としての「キャリアガイダンスⅡ」を行った様子をお伝えします。

新保友恵先生のコーディネートで、全面リニューアルの15回の授業


今年度から「キャリアガイダンスⅡ」の授業は、新保友恵先生が担当し、マイナビ、リクルートキャリア、ディスコ(キャリタス)、名大社、イイジョなどの就活エージェントとタッグを組み、大学生の就活に必要にして十分な内容にリニューアルされました。各々の就活エージェントには得意分野があるので、それを熟知している新保先生が、15回の授業に落とし込んだのです。エントリーシート・履歴書対策、SPI対策、コロナ禍で重要になったウェブ面接対策等、名産大の3年生が「待ってました!」という内容が段階を追って盛り込まれていました。ZOOMによる講座にも対面講座にも、学生と一緒に参加していたキャリア支援部門の担当教員が、思わず「なるほど!」と手を打ちたくなる内容が、1コマ90分展開、あるいは2コマ180分展開の授業の中に、ふんだんに盛り込まれていました。

遠隔で対面で、超実践的な授業展開

ある授業では、コロナ禍で重要度を増したウェブ面接の要領が、事細かに展開されました。企業と就活生が互いに画面を通して向かい合った時に、特に就活生が陥ってしまうできごとがもれなく再現され、これから立ち向かう就活の中で失敗を未然に防げる工夫が伝わってきました。ある授業では、対面による業界研究が行われ、徹底した感染対策のもと、参加学生はリアルな企業の人事担当者から研修を受け、就活についての「漠然とした不安」から解放されたのでした。大事な点は、遠隔でも対面でも、超実践的なワークが随所に用意され、参加学生が肩の力を抜いて学びを楽しんだことだと思います。

最後、12月2日は、充実のグループディスカッションと面接プレゼン

12月2日(水)、2コマ連続で、ある面総仕上げでもあるグループディスカッションと面接プレゼンが、広々とした学生ホールで実施されました。就活の開始をにらみ前倒しで実施してきた授業の最終回です。グループディスカッションの出題テーマは、「定義型」「選択型」「課題解決型」に大きく分かれ、テーマが提示されると学生たちはグループ構成を入れ替えながら、本番さながらの生きたグループディスカッションに挑戦していました。ディスカッションが終わると、すぐにフィードバックがおこなわれ、学生たちはディスカッションの基礎から応用まで、瞬く間に身に着けていきました。面接プレゼンの研修では、自己PRの基本形に則って、淀みのないプレゼンができるように自信をつけていきました。

9月から12月まで内容を凝縮して展開された「キャリアガイダンスⅡ」の授業。名産大はコロナ禍にあっても、確かな「職業教育」の学びをお届けしています。会場である学生ホールから帰途につく学生たちの表情は、以前にも増して自信に満ちあふれていました(文責:キャリア支援委員長 竹澤伸一)。