NSU News

高校生から「総合的な探究の時間」の取材を受けました(その2)

「人と会う前には歯ミガキをするのに、夜寝る前には歯ミガキをしない人もいる……」
「高校生に歯ミガキを習慣化させるには、どのような説得の方法がいいのだろうか……」

三重県立津西高等学校2年のこまだゆりこさんは、身近な歯ミガキ習慣への疑問から、「高校生に歯ミガキを習慣化させるには、どのような説得の方法が効果的か」というテーマで、「総合的な探究の時間」の学習を進めています。その中で、本学の木川智美先生(専門:社会心理学)の研究を知り、本学まで取材に来てくれました。
取材では、社会心理学における「説得」や「態度変容」の考え方をもとに、歯ミガキ行動を促すにはどのような働きかけが考えられるのかを話し合いました。

■ 恐怖喚起アピール
効果のある説得方法の一つに「恐怖喚起アピール」があります。病気などの危険性を示して恐怖や不安を喚起し、健康行動を促す方法です。ただし、恐怖を強くしすぎると反発を招くこともあるため、具体的な対処法も一緒に伝えることが大切です。

■ 高圧的に言いすぎない
「歯を磨きなさい!」と高圧的に命令すると、自由を奪われたように感じ、かえって反発が生じることがあります。本人が選べる余地を残しながら、歯ミガキの必要性やメリットを伝えることが重要です。

■ 納得できる理由を伝える
単に「やりなさい」と言うよりも、歯ミガキをする理由を理解し、本人が納得して行動を選ぶほうが、態度の変化につながりやすいと考えられます。取材では、圧力をかけるだけでなく、理由を率直に伝えることの大切さについても話し合いました。

こまださんは、事前に社会心理学について学んでおり、取材では専門的な内容にも踏み込んだ質問が多く出されました。身近な歯ミガキの問題を社会心理学の視点から考える、充実した時間となりました。
今回の取材が、今後の探究活動をさらに深めるきっかけになればと思います。

 

研究室での取材の様子(イメージ)

 

参考文献
木川 智美(印刷中). 日常生活における他者操作方略と他者操作類似概念の比較および類型化
社会心理学研究, 42(2). 日本社会心理学会

 

オープンキャンパスへのご参加はこちら

MEISANでは様々な学びの取組みを行っています。さらにMEISANの学びをより詳しく知りたいと思った皆さんは、オープンキャンパスにお越しください。