AP事業(インターンシップ等を通じた教育強化)成果報告会を開催

文部科学省採択事業「大学教育再生加速プログラム(インターンシップ等を通じた教育強化)」の中部地域大学グループ(幹事校・名古屋産業大学、副幹事校・静岡大学/金沢大学・連携校23大学)による「成果報告会」が平成27年12月1日に、愛知県産業労働センターウインクあいちで開催されました。

愛知中小企業家同友会関係者をはじめ、北陸や静岡の大学からの参加もあり、42名の参加者が中部地域の事業の取り組みを総括し、大学におけるインターンシップの普及と質の向上について、活発な意見交換をしました。

当日は、まず、講師に高知大学でインターンシップ専門人材として活躍されている福井美和特任助教をお招きし、「大学に配置する専門人材の役割~3主体(学生・企業・大学)の協働・価値創造を実現するための要件とは~」と題して基調講演をいただきました。

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その後、名古屋産業大学、静岡大学、金沢大学から東海、静岡、北陸の3地域の取り組み報告がなされました。

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後半では、専門人材の役割として期待される「インターンシップの導入」、「インターンシッププログラム開発」、「インターンシップの評価」の3要素に「地域連携組織」を加えた4つのテーマに分かれて、ワークショップが行われました。ワークショップでは、参加者はそれぞれの大学の状況について紹介し合いながら、各テーマの課題と今後の方向性について議論をし、終了後に各ワークショップごとの成果を全体で共有しました。

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続いて、文部科学省からお越しいただいた関百合子高等教育局専門教育課企画官から中部地域大学グループの取り組みについて、インターンシップを教育のツールとしていくために取り組みを継続してほしいとのご講評をいただきました。最後に、事業推進責任者である名古屋産業大学の石橋教授が全体総括を行いました。

参加者からは、高知大学の支援や指導の体制が参考になった、インターンシップ専門人材の具体的なイメージができた、他大学の教職員と意見交換をできて良かった、等の声が聞かれました。