産業界ニーズ事業を総括/中部圏産学連携会議に200人

文部科学省補助金事業「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」に採択された中部地域大学グループ(幹事校・三重大学、連携校22大学)による「中部圏産学連携会議」が11月15日、名古屋国際会議場で開かれ、参加した中部圏の企業、団体、大学関係者ら約200人が産学連携教育による人材育成について理解を深めました。

同会議は、中部地域大学グループの取り組みの一環として、平成24年から毎年開催。今年は3年間の事業最終年度となり、パネルディスカッションやポスターセッションなどでこれまでの取り組みを総括しました。

当日は、事業推進責任者である中川正三重大学教授が3年間の成果と課題について報告。
続くパネルディスカッションでは、夏目達也名古屋大学教授をコーディネーターに、企業と大学関係者4人が産学連携教育の必要性やあり方について議論をしました。会議の締めくくりに、文部科学省高等教育局専門教育課の小谷利恵企画官が講評し「今後は連携から協働へと次の段階へ進めていきたいと」と展望を語りました。

このほか会場では、連携23大学と各ブロックチーム(東海A、東海B、静岡、金沢)の取り組みを紹介する公開ポスターセッションも行われ、発表者、来場者との間で活発な意見交換が行われました。1