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◇愛情教育、この指とまれ◇その256◇ES・履歴書実践講座を実施いたしました。 vol.2 竹澤 伸一 

 読者の皆さま、「4316分の6」という分数の意味がおわかりになりますでしょうか?あえて約分はしておりません(笑)。「4316」は、私が作成をお手伝いした、「ES・履歴書」の延数、「6」は不合格数、つまり書類で撥ねられた数です。厳密に言えば、「わたし、失敗しないので」とは言えないのですが、この「6」は筆記試験が同時にあった場合でした。約10年間の実績です。私がお手伝いすれば、99.9%、ES・履歴書は通ります。

 さて、過日実施した「ES・履歴書実践講座」の冒頭、私は名産大の3・4年生にこう尋ねました。「なぜ、企業や役所は、ES・履歴書を提出させるの?」「皆さんが提出するES・履歴書を、担当者は何分くらい見てくれていると思う?」「提出されたES・履歴書は、その後どのように活用されていると思う?」色々な階層(役員・部長・課長・係長・主任・ヒラ・・)の人事担当者に取材させていただいた結果、私が実感としてつかんでいる事実に基づいて、学生には話をしました。

 そしていよいよ演習へ。「履歴書の雛型」A案・B案を提示し、どちらが「通る履歴書」か判断してもらいます。この判断で、とにかく門前払いを食うか食わないかが決まります。学生にとっては大きな関門。ここで判断を誤ると、まさに死活問題です。

(つづく)