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◇愛情教育、この指とまれ◇その268◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.8 竹澤 伸一

 「ふだん、私のまわりにいる人たちは、二十歳になるかならないかの境にいる人たちが大半です。現在は、18歳成人が議論されていますが、やはり成人と言えば二十歳というイメージがあります。高校生の時と違い、立ち居振る舞い、特に言葉遣いや考え方が格段に違うなあと感じさせられることが、けっこうありますね。」こう語るのは宮脇正志(ミヤワキ マサシ)くん。

 宮脇くんご自身、「言われる前、注意される前に実行する」という心構えが高まってきているそうです。受動型人間ではなく、能動型人間ということですね。

 「察知力」という言葉があります。かつて、サッカー日本代表として一時代を築いた中村俊輔選手の著書名です。中村選手は、あえて自分の前に「壁」をつくります。その「壁」を察知して、乗り越える方法を常に考えています。与えられた「壁」ではなく、自ら設定した「壁」なので、察知して乗り越えるのが楽しいそうです。

 能動型人間の宮脇くんなら、中村選手の言わんとしていることを「察知」することができると思います。私も、中村選手と同じように毎日、日記をつけています。大学ノートで441冊。宮脇くんも、「壁=目標」を設定するために、日記をつけてみませんか?「察知力」が、ますます向上すると思いますよ。

(つづく)